堺財経電算合同会社

おしぼりAIプロジェクトは、
AI技術の活用により、レンタルおしぼり事業における「原価適正化」と
「対顧客コミュニケーションの質的向上」実現を目指しています。

評価用スマートフォンアプリ「おしぼりAI lite」をApp Storeに公開しています。
2022/12/31まで無料でご利用いただけます。

App Storeからダウンロード

対応OS: iOS13.0以上

おしぼりAIとは

おしぼり回収箱を上から撮影することで、その中にあるおしぼりの枚数を機械学習モデルによってカウントします。

動作デモ

既存の問題と、おしぼりAIによる課題解決の仮説

おしぼりAIの活用により、レンタルおしぼり事業における原価適正化=「作りすぎ・積み込みすぎ・運びすぎの無駄を省くこと」対顧客コミュニケーションの課題解決を目指しています。

既存の問題とその背景

おしぼりAIによる課題解決

既存の問題:
おしぼり回収数が測定できないことに起因する原価高騰

  • おしぼりの所在が正確に把握できないため、新規製造=材料投入が増加する。(積極的な回収活動や緻密な生産計画策定ができない)
  • 係数が正確に把握できていないため、在庫や配送数など顧客と適切なコミュニケーションを行う下地がない

課題解決手法:
信頼できる回収記録の蓄積により、原価適正化と対顧客コミュニケーションの質的向上を図る

  • おしぼりの所在を把握できるため、納品数の最適化や効果的な回収活動が可能に。結果的に材料費低減を図れる。
  • 納品数や料金説明に関して、顧客説明のための根拠としての回収・納品記録を活用可能に。

問題の背景:
おしぼり回収数の継続的測定は、属人性などの問題で実務的に困難

  • 1箱・1枚ずつカウントする方法は、量が多すぎるため、費用対効果の観点から現実的ではない。
  • 水分量により重量が変わるため、重さなどによる画一的測定が不可能。
  • 見た目での大まかな測定による集計結果は、属人性などの影響により、分析に耐える正確性を担保できない

問題解決の手段:
客観的測定による回収数集計のためのAI活用

  • 人による見た目の判断ではなく機械学習モデルの演算結果による枚数測定。
  • 測定者の熟練度や立場に依存しない、客観的な測定が可能

※副次的な効果として、納品配送記録の電子化により、紙伝票の廃止・入力事務手間の削減などの効果も得られています。

FSX株式会社様における取り組み

レンタルおしぼり事業者であり、おしぼりAIの共同開発元であるFSX株式会社様では、
おしぼりAIを搭載した専用Appの試験運用を開始しています。

クラウドサーバを経由してAI測定や納品の結果を業務システムに連携する機能を有しています。

この体制を活用して、今後の効果測定を行ってまいります。

活動実績

技術情報

開発技術情報に関しましては、当社メディアの本件に関する記事に掲載しております。リンクをご参照ください。

リンク:【AI開発・活用事例】おしぼりAIが描く業務改革/開発実務や経緯を紹介

お問い合わせ

導入や技術に関するご相談は堺財経電算合同会社のお問い合わせフォームまでお気軽にお問い合わせください。

また、堺財経電算合同会社ではこの事例のように、様々な産業へのIT導入と、業務・業績改善の挑戦を行っています。
他の産業分野の方で、お取組みをご検討の方もぜひお問い合わせください。

謝辞

おしぼりAIプロジェクトは、レンタルおしぼり事業者であるFSX株式会社と、
システム開発・経営コンサルティングを行う堺財経電算合同会社による共同プロジェクトです。
FSX株式会社様におかれましては、配送現場の皆様をはじめ、多大なご協力感謝いたします。

社会人教育プログラム「スマートエスイー」様におかれましては、
本件開発初頭の修了制作課程において、懇切丁寧なご指導を賜り誠に有難うございました。

関連コンテンツ

スマートエスイーコンソーシアム(2021年12月開催)にて、当社代表が修了生代表として登壇いたしました。
おしぼりAIに関する解説を含んでおりますので、ぜひご覧ください。